体のつり合いを整える

相撲健康体操の「均整の型」は、足腰を鍛え、体のつり合いを整える力を養い、病気を防ぐ効果のある動作です。
足腰に負荷がかかり疲労感が増しますが、ここが辛抱のしどころです。

まず、両足で四股のような姿勢をとります。
「イチッ」の合図の後、前かがみになり、「やあっ!!」の掛け声とともに両手を思いきり前に伸ばします。
すかさず手のひらで床に大きく3回、平泳ぎのように円を描きます。
手だけではなく、上体を前方に伸ばすように意識することが大切です。
手を回したら、股の下で「パン」と音を立てて両手のひらを合わせ、「ニィーッ」の合図で上体を起こしながら下腹を前に押し出して背筋を伸ばします。
このとき、両足のかかとを前に出します。
親指同士など、両手の指を合わせ、重ねた親指の先を上に向けながら体に沿わせるようにして徐々に引き上げます。
続いて「サンッ」で、胸のみぞおちあたりで手首を返して合掌の形にし、祈るような構えでそのまま天に向かって突き上げ、両手の平を開きます。
「シー」の合図で、両手で大きく円を描くようにして下ろし、最初の構えに戻ります。

これを3回ぐらい繰り返すと、終始膝を曲げ腰を下げたままですから、かなりしんどいかもしれません。
途中で気が付かないうちに膝が伸び、腰が上がりがちです。
壁に目印を付けるなどして、腰が低いままの動作になるように頑張ってみるとよいでしょう。
できるようになれば、日常の寝起きなど体の動きもラクになりますし、病気予防に効果的です。

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